飲料水の基礎知識
料理に適した水、適さない水
皆さんは日常的に料理に水を使いますね。実は、水の硬度によって向いている料理と向いていない料理があるのをご存知でしたか?料理に適した水というよりは、料理によって適する水が違うのです。これはお茶やコーヒーなどの嗜好品にも言えることです。
水にはミネラルが含まれていますが、その中のマグネシウムとカルシウムの含有量が水1,000mlにどれだけあるかで硬度が決まります。60mg/lなら軟水、60~120mg/lなら中硬水、120~180mg/lなら硬水、180mg/l以上なら非常な硬水という事になります。
日本の料理には軟水が向いています。鰹節や昆布のだしを取る料理に硬水を使うと、せっかくの旨味がアクになってしまうそうです。また、緑茶に軟水を使うとまろやかで美味しいお茶になるそうです。そして、日本人の主食のご飯にも軟水が適しています。
ふっくら柔らかいご飯にするなら軟水の使用をお勧めします。硬水だとパサパサになってしまうそうです。逆に硬水が向いているのは肉料理。硬めの肉をコトコト煮込んでアクを取り除くにはカルシウム含有量が多い水の方がアクと結びついてくれるので向いているそうです。
また、軟水だとご飯がふっくらしますが、逆にパエリアなどのパラパラした感じの米の料理には中硬水が向いているそうです。コーヒーは硬水が向いているとか。
よく見てみると、それぞれの料理の出身地の水の硬度は、それぞれの料理に適している事が分かります。昔から人々は経験的に水質に合った料理法を知っていたのですね。